「息子がモテないのは、夫の責任です」
との見出しの記事をインターネットで見つけました。
また,記者がくだらない事を書いてネットユーザーにコケにされているのかな?と興味を持って見ると別の良い意味でとても興味深い記事でした。
簡単にまとめると,夫婦間に「ありがとう」などの挨拶がない家庭では子供にもそれが極端な形で伝播するということ,そして,その子供が「ありがとう」などの挨拶をせず無愛想に学校生活を送っていれば,女子だって面白くないし寄り付かないだろうと。
だいたい,そんな内容のことが書いてありました。興味があれば探してみてください。
インターネットに掲載されている記事でよく見るのは,「オレが正義だ!」と,言わんばかりに事実にはとても及ばないような推論を並べ連ねて独自の理論を展開しては(へぇっくしょん!!)人を批判ばかりするような人が,ネットユーザーから非難を浴びていたりしていますが,今回ご紹介したこういう,どんな人でも普段の心がけひとつで世界が開けてくるという感じの記事は読んでいて自分の為になりますし,気分がよくなりますね。
見出しは大げさで文字は専門用語ばかりで中身はスカスカの記事よりも,専門分野の知識を生かしてどんな人でも理解できるような心温まる記事の方が,毎日読むにはいいのですがなかなか・・・
やっぱり,多くの人の支持を集めるには,まず目立って威勢の良いことを吹聴するのが手っ取り早いでしょうし,それを読んで分かった振りしておけば周りに出遅れていないという実感が持てるでしょうから,書く方と読む方で相互の事情を原動力として情報を循環させておけば,次々と目新しい“独自の理論”が生まれてくるのでしょうね。読むためだけの。
でも,私は書き手の生活観も伺えるくらい書き手が読み手の目線まで下りてきているような記事の方が世間には大事だと思っていますし,その方が慣行しやすいのではないかと思います。
で,最後に「お前がいうな!」とちゃんと自ら突っ込んでおきます。