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ここ最近小学校などの運動会での徒競走で「手をつないで一斉にゴール」ということが行われていると聞いたことがありました。

 

まず,何でそんなことをするのだろうと疑問に思い調べてみると走るのが遅い子供のための配慮だということです。

 

なるほど,足の速い子も遅い子も運動会というご父兄の方々が見学に来られる大舞台においての徒競走で全員同着というにすれば,走るのが遅い子供もそのご父兄も自尊心が傷つかずに済むかもしれません。

 

しかし,走るのが速い子供と遅い子供がいることは事実です。実際に競争させなくても身体的個性というのは必然的に存在しているはずです。

 

たとえば,二人三脚のように互いの息を揃えるという部分に重点を置いたとしてもそれはそれで優劣が出てきます。

 

ことさら,子供のときは走るのが速いと注目を浴び羨望の的となります。つまり,見方も多くつくと思われます。

 

一方で,大人が一方的につけた「同順位」という順序に子供たちは何を思うか・・・

 

ところで,最近はどうか分かりませんが,プロ野球の有名選手のエピソードで高校時代に上級生たちから苛烈ないじめを受けたことがあるという話を何度か聞いたことがあります。

 

やはり,そのときに野球を辞めたいと思ったことがあるそうで(実際に辞めてしまった超有名選手もいますが・・・)そこで思いとどまったからこそプロ野球において輝かしい成績を残せたものの学生時代のいじめが原因で失ってしまった逸材も少なからずいるのではないかと伺えます。

 

 野球というスポーツは九つのポジションがあるので9人を超えた部員が揃えば当然奪い合いとなります。

で,野球は勝つことが目的であるので優れた選手に優先してレギュラーポジションを与えます。しかし,学生である以上,野球の優劣の他に学年という順位付けがあります。日本には基本的に先輩の言うことを聞くという文化が根強く残っているため先輩は後輩に対して威張ることが少なからず許されているわけです。

 

だから,後にプロ野球選手となるような優れた逸材は,先輩から目を付けられるのでしょう。それは,自分を脅かす芽を摘んでおくという計算高い人もなかにはいるでしょうけれども,本質的には,今まで従ってきた学年という順序をすり抜けていとも簡単にレギュラーポジションを奪っていく後輩に対して序列を糾すような感情ではないかと思うのです。

 

精神的な個性というのは社会に出るための訓練として統一的に抑制するのが教育だと思いますが,身体的な個性はどうしても存在し続けます。そうであれば,むしろ人それぞれに違った形の教育方法があるわけでひとりひとりに違った形で訓練やアドバイスを行えば,結果として順位が出たとしても観念的な序列や順位付けを感じなくなるのではないかと思っています。そして,その方が人それぞれという感覚で純粋に自らの成長を楽しむことができる様な気がします。

 

もし,この「手をつないで一斉にゴール」を提案したのが大人からであれば,その方は学生時代にさぞ悔しい思いをされたとお気持ちをお察しいたします。ただ,自分としてはそのときの悔しい思いがいかに自分を成長させたかと大人になってから感じておりまして,このあたりは他人に評価され難い見えにくい部分だと思います。ただ,いろいろな人のちょっとした部分を見て(この人すごいなぁ)と素直に感動するたびに自分のいい部分もなんとなく見つけられるようになりました。

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