千葉司法書士会の会報が昨日届きました。
そのなかで,司法書士における法テラス千葉の年度別利用件数が掲載されていました。
2012年度(4月〜10月)までの書類作成援助利用件数は79件・・・
なんと零細たるウチの事務所が1割以上占めているではないですか!!
法テラスを利用するには,収入が一定の基準を下回る世帯の方について利用できるという要件がありますが,そういった方々がウチに集中してきているということでもないだろうし・・・
まぁいいです。
子供の頃,母親に連れられて千葉の東金にある母親方の実家によく行っていました。
当時,乳牛をやっており牛舎に牛が数頭つながれていました。ほかにも鶏やチャボやひよこちゃん,ガチョウなど動物がたくさんいて動物好きの私には魅惑の聖地でした。夏にはかえるを捕獲して秋には虫かごいっぱいになるまでイナゴを捕獲しました。
あと,牛のお産も見たことがあります。子供の私にはとても壮絶な光景でした。命というものを考えるきっかけにもなりました。
まず,到着するととても利口な飼い犬「マリ」がいつも最初に出迎えてくれます。
「ワン!ワン!ワン!」(また来たか坊主ども!たっぷり遊んでいってくれよな!)といった具合に顔をベロベロ舐めまくられました。
そして,家に上げてもらいお線香を上げた後,僕らは外に出かけます。
すると,マリが「ワン!!」(最高に楽しい遊びがあるぜ!来るかい!)と誘いをかけてきます。
そして,マリ先導にされるように僕らはついていきます。
マリは,僕ら子供の歩幅に合わせて長い田んぼの畦道を軽やかに歩いていきます。僕らはそれについていきます。知らない道を延々とついていきます。
天気のいい昼下がりです。用水路のせせらぎとかえるの鳴く音が聞こえます。
マリは,時々足を休めて振り返ります。
「ハァハァハァ」(疲れてないかい?まだいけるかい?)
そして,時には竹垣をくぐったりしながら規則正しく苗の植えられた田んぼの畦道を延々とついていきます。
夏目漱石が猫目線で小説を書きましたが,私は犬目線ですね。
結局,夕暮れどきには見慣れたお寺の境内まで連れてこられます。
「ワン!ワン!」(どうだい!最高だっただろ!ここまで来たら坊主でも帰れるよな!こっちはコレ(小指)と約束があるからこれで消えるぜ!)といってどこかへ行ってしまいました。
マリは18年くらい前に亡くなりました。結構長寿だったはずです。
とても利口でお手が上手でした。
今思うとどこかほかの動物の番をご主人から任されているというような自負を持っていたのではないかと感じます。どこかいつも凛々しい感じがしていました。
そして,いまでも遠き記憶の中で遊んでもらっています。
ちなみにマリはメスです。