オランデーズソースとは,フランス料理などで使われる黄色いソースです。
名前はオランダっぽいのになぜかフランスのソース・・・
なんでも,フランスの人がオランダのソースを模したことからと言われているそうです。(うぃき)
確かにもともとある自国のものに自国の名前をつけるのは変ですね。日本で例えれば,醤油を日本ソースというようなものか。ただ,日本には醤油というあまりに優れた調味料があるおかげでフランス料理や中華料理と比べてソース文化が発展しなかったとまで言う人もいます。
そういえば,ナポリタンもフランスでいうナポリ風(トマトソースを使っている料理)だったような気がします。そして,日本でケッチャップを使う独自の「ナポリタン」が生まれ独自に発展し普及していったそうです。
「あそこの国でやってることうちでもやっちゃおうよ。」的なノリで真似してみると意外と独自の面白いものが出来上がることがあるようです。
ただ色々な分野で,ある作品に少しでも似ているところがあるとパクリと認定されて特定のリスナーからバッシングされることがあります。
現在では,情報通信が発達したため以前より更に個々の作品を比較しやすくなりました。
確かに,呆れるほどにそっくりという作品もたまに見かけますが,オマージュというかどうかの線引きが難しいと思います。
ただ,それで商売する側にしたら売り上げに影響する可能性もありますし,自分が考えた著作物を勝手に他所でやられてはあまり気持ちいいものでもないでしょう。ということで著作権という知的財産権として個人に権利を認めています。(このへん,あまり詳しくありません)
著作者に著作物の保護を排他的に認める度合いによっては,相対的に他の著作者の創造するものに対して抑制がかかることにます。
そもそも,まっさらなところか何かを生み出すなんてある種の前衛芸術を除いて無理であって,先人たちの研鑽の上に蓄積された技術や理論を承継して地層のように厚みを増していくのが現代の芸術の形ではないかと思っています。
もちろん,著作者の権利を守らないとすばらしい著作物が世に出なくなってしまうのでよろしくないのですが,あまりに商業的になりすぎると著作物の保護が強くなりすぎてその先の発展性が失われるような気がします。
そして,ユーザーにとっては,やっぱり直接的には著作者への制限が少ない方がいろいろな物を選べていい訳です。色々選べた方がいいわけですから。
結局,いつものようにバランスが大事という話になりますが,そのバランスを支える要素として時のムードって結構大事ではないかと思っています。だからひとりひとりの心がけで割りと世の中って動くのではないかと。例としてインターネット掲示板が結構そんな感じになってきる気がします。
だから,不平不満もいいけど乗るときは乗った方がいいんじゃないでしょうか。って,違う話になりました。