最近,思い切り笑ったことありますか。
では,思い切り泣いたことはありますか。
大きな声で叫んだりしたことは?
大きな音を出したり叩いたりぶつけたりしたことは?
悩みなどネガティブなことを人に打ち明けたりしたことは?
笑うと健康に良いことはよく言われています。また,涙を流すとストレス物質が排出されることはよく聞くところです。そして,声を出すと脳にいいと聞いたことがありますし,悩みを人に話すことにより客観視ができて解決の方向へプラスになるそうです。
ということで,いざ実践してみようとしてみても自宅の環境の問題があるのではないかと思います。周りを見渡せば誰かがいたり,いなくても薄壁一枚隔てているだけだったり,人に心を開くことができないということもあると思います。
でも,少し足を伸ばせば,笑いも泣きもコンテンツは非常に多くなりました。声を出すにしてもカラオケがとても普及してきていますし,カウンセリング機関なども最近増えてきていると思います。
やはり,多くの人が求めているのだと思います。
でも,なんで人間そのものといえるようなことが身近でできなくなるのか。
笑うことは,コンテンツについては非常に多いですし,ひとつの産業ともなっています。ただ,大笑をできる機会は音の問題もさることながら自分の内心の部分でできない時があるのではないかと思います。私は,不安とは一生付き合うだろうと考え始めてから声を出して笑えるようになりました。心のどこかに不安や憂鬱を抱えていると大笑いはし難いのではないかと思います。
人前で泣くことについては,親の教えもあってちょっと抵抗があるところではあります。あまり直りませんでしたが。教習所でも正直恥ずかしかったです。これは,人前で泣くことに抵抗がない方もいるようですし,あっても一人部屋でビールでも飲みながら映画やドラマでも見ればいいのではないかと。
声を出すことについては,人との物理的な距離が近すぎるということはあると思います。島国だし仕方ないですよね。だから,お互いに気を使いつつ身を寄せ合って暮らしてきたわけで,それが日本人の良さともなっていると思います。そのため,日本でカラオケという独特の文化が流行ったのでしょう。来日された外国の方々も遊んでいかれるようですしいいのではないかと。
叩くと言えば,以前テレビで引きこもりの人をボクシングで更正させる特番をニュースで見ました。なんでも,サンドバッグを叩く刺激で自分を確認できるとか何とか・・・
ドラムもいいですよ。叩くのは気持ちいいしいい運動にもなります。自己流が不安であればレッスンなど受けてみても良いかもしれません。
悩みを打ち明けることについては,一番苦手とするところです。恥ずかしいのもありますが,「自分で解決できるだろう」という自負心も人に話すことを妨げる理由のひとつです。ただ,性格的に長く悩んでいられないので大きな心の負担となることは無いのですが,まじめな人は抱え込んでしまうこともあるかもしれないので何とか発散の方法が欲しいところです。
カウンセリングなどに足が向かないというのであれば,インターネットは使わない手は無いと思います。本ブログでは,具体的な悩みは書きませんが普段人に話さないようなネガティブなことを書くのに活用しています。文章とは不思議なもので一生懸命推敲していると考えの一貫性の筋道が見えてきます。逆の例だとインターネットで見かけたストーカーが書いたと見られる書き込みを見たことがありますが文章として破綻していました。(お前がいうな!といわれそうですが)また,人に相談する前に一度文章にしてみると自分が何に悩んでいるのか整理しやすいため,相談を受ける立場としても非常に助かります。
ミクシーやフェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用するのも良いかもしれません。まぁほどほどにしないと嫌われそうですけど・・・
周りにいる人が原因で人間らしいことができないのであれば,そういう場を提供してくれるのも人です。
ストレス社会などと言われている昨今ですが,人として楽しめる場所や機会を提供することの社会的意義は今後大きくなるのではないかと思っています。