日本では元弁護士が出自の掲載について週刊誌とのあいだで一悶着している頃,海の向こう側では調査会社が調査した自らの出自にホッとしている元弁護士がいたようです。
人権云々の話は今回触れないでおきますが,初めての人を見る判断として人の経歴や生い立ちは確かに気になるところです。生まれた場所なども興味のあるところですが,それらが人を卑下する対象になるという感覚は私にはありません。
しかし,子供の頃にかつてそういうことがあったということを聞いたことはありました。
その後,カムイ伝という漫画でなんとなくあらましを知りました。
そして,それが今でも問題なっているという理由については,まぁアレなので独自の考えにお任せいたします。
ただ,人を見る認識として何か気になる点があった場合にそれをマイナスイメージとする考えは試験で言う減点方式に似ていると思います。たとえば,初対面の基準は満点でそこから引いていくとします。そうするとその人を知れば知るほど減点条件が増えるということになります。
これは,人の判断に限らずクレーム社会の原因のひとつかもしれないと考えてしまいました。
まぁ商品やサービスについてなら提供される前にその内容をうたっているので聞いた内容より劣るものであれば減点で判断するのも分かります。
ただ,人に関しては初対面の人が会う前から自分のプロフィールをすべて伝えているケースはあまりない(ある?)と思うので,会う前の思い込みが満点の基準となっているのではないかと思います。
そうであるとすればたまりませんなぁ・・・
人と会うのは初対面が大事といいますが,その後さらにハードルが上がるということになります。
初対面の人にはあまり思い込みを持たず徐々に自然に興味を持っていくことが相手への思いやりなのかなと考えています。