絶対音感を持つ人の中には音に色彩をイメージする方もいるそうです。
音感に限らなくても暖かなイメージを色彩で表わすとオレンジとか橙とか思いつきますし,信号もそうですが注意を促すときは赤や黄色が使われることが多いと思います。
写真を現像するにしてもカラーかモノクロかで大きく印象を変える感じがしますし,色彩は雰囲気を作る上でも大事な要素だと思います。
オーディオ機器などは,ホワイトやシルバーの単一色が何か無機質な感じでかっこいいなと思ったり,自分の車は爽やかな感じが良かったのでメタリックブルーにしました。携帯は洒落ていると思ってグリーンのメタリックを購入したのですが,今は塗装が剥げて世界地図のようになってしまっています。
しかし,人口の色というのは実に見やすくシンプルですが,自然を織りなす葉の緑や花の色や夕焼けの色や自分の血液の色はよく見るととても複雑な感じがします。
織物はもともと草木など天然染料で染め上げたのでしょうし,色彩というのは自然の産物だと思います。
そして,色彩からイメージを描くのはとても文化的なことだと思います。文化は人間の知恵だと思いますが,人工的な色彩と自然の色彩を合わせるようなアイデアも楽しそうな感じがします。