法テラスの広報誌が届きました。
当事務所では,要件に当てはまる方に対して法テラスの立替制度の利用を勧めています。また,法テラス千葉の相談員となったりとよく関わる事があります。
そして,この度届いた広報誌において犯罪被害者支援の特集が組まれていました。
その中で,法テラスの犯罪被害者支援として5項目が挙げられていました。
1.犯罪被害者支援ダイヤル(0570−079714)
2.犯罪被害者支援の経験や理解のある弁護士紹介
3.被害者参加人のための国選弁護制度
4.損害賠償命令制度の活用
5.日本弁護士連合会からの委託による援助事業
とのことです。詳細は上記番号か法テラス各事務所の窓口にお問い合わせ下さい。
私の業務上の経験において刑事事件にかかわることはほとんどないのですが,業務外である身寄りのない路上生活をしている青年の身元引受人になったことがありました。一度しか合ったことがなかったのですが,犯罪の動機として空腹によるものであることと初犯ということで引受けることを警察に了解しました。
そして,警察署で引受けた後に生活費の相談に役所に行ったのですが,社協と福祉事務所をたらいましにされました。なんとか生活に必要な費用を確保できたのですが,あのときの窓口担当者に言われた言葉が今でも忘れられません。
そのときから治安と福祉の関係について考えるようになりました。
我々の生活は治安の維持により成り立っています。
資本主義において富と貧困は表裏一体だと思います。そのため,セーフティーネットは必要不可欠な制度だと思います。しかし,一方で生活保護の不正受給問題や 悪徳無料低額宿泊所の問題などがあります。
これについては,制度自体の問題であると思うので一律に低額の金銭支給とせず,家賃補助や医療補助など補助を個別化して事案に応じて個別的に補助を提供する方がいいんじゃないかと思うのですが・・・
いずれにせよ業務内容が殺伐としていることも多いので私生活や趣味においては競い合うことを避ける傾向にあります。そして,頭では理解しているつもりでも心に負荷がかかっていることは感じます。それとも理解していないのか・・・
とにかく,今日は早く寝ることにします。