最近,自然災害に伴う事故に関しての釈明において「想定の範囲外」という言葉がよく使われている気がします。
これについて,ふと「自然においてはそもそも想定できることの方が少ないのではないのか」と思いました。
古くから人は,食料を調達したり居住したりする為の生活拠点を中心に暮らしてきました。しかし,自然が生活を常におびやかす状況にあったわけです。そこで人は,街を作りインフラ整備などして自然を生活拠点からなるべく遠ざけていった経緯があります。
それでも,自然はときに人間の想定を凌駕します。
つまり,人間の想定の及ばない事象は当然に起こり得るということです。
そう考えると自然災害に関する危機管理については,「想定の範囲外」の出来事が起こることを念頭に置いておかなければならないわけです。
それは,すなわち人命の尊重を第一とし誠実に管理することにつきるのではないでしょうか。当たり前のことですが・・・
「想定の範囲外」といわれても,反省として受けとめられないばかりか釈明として成立していないような気がします。
今日はちば菜の花の会定例会に出席します。
すこし早いのですが,誕生日を祝っていただけるようで楽しみです。