ルサンチマン
生きている限り必ず比較という自己を判別にさらさなければならない機会が訪れます。
その中で自らを否定してしまう人もいると思います。
自己を肯定できない人がどうなるか。
ニーチェは,自らの努力により自己肯定を勝ち取るのではなく,相手を悪視し相手と違う自分は正しいとする観念を「奴隷道徳」と呼んでこれを批判しました。
そういう人は,フラストレーションをむしろ肯定して,何もできないことを正当化するようになるとのことです。
そして,社会的な価値観を否定したり,反転した解釈を行うようになるとのことです。
・・・・・国家観に例えると実に分かりやすいと思います・・・・
そして,それにより敵を想定して,その対比として自己の正当性を主張するイデオロギーにすがるそうです。こうしたイデオロギーは敵を悪の元凶とし,「だから反対に自分は道徳的に優れている」と主張する,ということだそうです。
正に一元論です。どうりで聞く耳を持たないばかりか嘘までつく始末です。怖いですね。
すみません。今回はかなりウィキから引用したのですが,靖国神社参拝が話題となっている中,とても興味深かったので掲載してみました。
自己肯定する努力は必要だと思います。個人にも国家にも。
債務整理の業務は,個人としての自己否定を少なくとも和らげることが専門家の使命だと思っています。
まぁ堅い話は終わりにしましょう。
GW突入ですので行楽の方もお仕事の方も皆様が有意義に過ごせますように。